日本の商品マスターを取り巻く状況

商品マスターは、POSや受発注や物流、棚割りなどサプライチェーンにおける様々なシステムのもっとも根幹となる情報といえます。 そのため業務システムに必要に必要なデータは、登録の漏れがあったり、データ精度が低いと当然ながらサプライチェーンの各所に影響し、業務効率の低下やコストの増大に直結してしまいます。

日本においては多くの企業で、商品データを一括管理する仕組みが導入されていません。各企業のシステムごとに個別に管理され、同じ商品情報を何度も登録しなければならない場合も多く、業務の煩雑さやマスター管理のための人件費の負担も大きくなりがちです。

また日本には業界ごとに特化したDB業者が古くから存在するが、それぞれ業界DBは必ずしも相互連携やデータ項目の標準化が行われておらず、GS1標準に基づいたGDSNのようにシングルポイント・アクセスや、グローバルアクセスは実現されていない実態があります。

残念ながら日本ではGS1 GDSNが普及していない状態となっています。
GDSNが普及しなかった背景として、日本独特のメーカー、卸、小売の三層構造の複雑な取引構造があげられます。データの標準化だけでなく、データ受信者ごとの公開制御や細かい個別ルール、日本独自の商習慣なども影響していると考えらます。

現在の日本の小売業の多くは、取引先である卸売業やメーカーに商品データの提供を依頼するほか、業界DBを活用するか、自分で直接登録するなどの対応を行っています。マスターデータの入手と整備が大きな業務負担になっていることも多く、さらにマスターの精度の不備による業務上の損失も少なくありません。

今後さらにネットスーパーなどのeコマース展開にともなう消費者からのモバイルアクセスの普及により、既存のPOSや受発注システムで使用していたデータでは対応できなくなっている。信頼できるデータソースのニーズは年々高まっているといえます。

1WorldSyncはGS1標準に基づき、より情報精度の高い商品マスターの提供を通じて、小売業・Eコマース・メーカー・消費者のすべてに貢献することを目指しています。